実はエロゲーではない!残酷なまでに清いマイラブリーワイフ
今も昔もゲーム好きなので、ファミコンからスーファミ、セガサターン、プレステ、ドリームキャスト、ネオジオCD、ニンテンドー64、Switch・・・今はPCゲームがメインでやっているわけですが、30年以上ゲーム漬けになると、まあそこそこのジャンルは網羅してきたかな・・・なんて思ってしまうわけです。
ここ数年はアサクリオデッセイをプレイした感動から洋ゲーに目覚めてしまい、日々STEAM(スチーム)でゲームを漁る日々を送ってきております。特にシングルプレイで遊べるFPSとTPSにどっぷりハマり、有名タイトルも結構な数は遊んだかなと。そしてまたゲームを漁るも、やりたい物はほぼやってきた感があり、最近はこれ欲しいとポチるまで至らず。
そこでジャンルの幅を広げてみる事にして見つけたのがこのゲーム。My Lovely Wife(マイラブリーワイフ)、私が遊ぶのはSTEAM版。任天堂Switchでも遊べます。ジャンルはADV(アドベンチャーゲーム)、マウス操作だけで完了するポイント&クリック型。今どき珍しいジャンルでは無いものの、自分としては選ばなかったタイプなので割と新鮮な気持ちで遊べましたね。
これがタイトル画面。ご覧のとおり日本語対応してるから安心。設定やギャラリー、あとは洋ゲーに多いクレジット(スタッフロール)などが用意されとります。サキュバス図鑑は後述の錬金したサキュバスたちが見れるものです。
物語は主人公の男性「ジェイク」がルナさんという女性と結ばれるところから始まります。しかし、残念なことにほぼ序盤で何者かの手により命を奪われてしまいますが・・・。そんなルナさんを蘇らせる為にあれやこれやをやっていくゲームです。このプロローグが終わるといよいよ本編がスタート。ちなみにおおまかなチュートリアルもプロローグ内で終わります。
いよいよ本編スタート。開始直後、見た目が紳士な男が家にやってきます。カーナル・エッセンス(以下エッセンス)なる物質を集めているとか。
というわけで話が読めてきました。このエッセンスを集めれば嫁さんを蘇らせることができるというわけです。この後、男の住処に来るよう言われて行くのですが、そこでサキュバスを錬金術での召喚する方法を教わります。一回目は材料ももらえるので、ジェイクの家に帰って早速召喚してみましょう。
部屋の中にある魔法陣をクリックすると錬金画面が表示されます。材料を3つ選んで、魔法陣の真中をクリックしたら召喚できます。ちなみに材料の組み合わせによって召喚されるサキュバスの種族が変化するので、それを試すのが楽しい。
サキュバスとご対面。上の指をちょんは名前ですが、これは自分でつけられます。半角、全角両方対応。下のヴェレッドは種族名です。一度召喚したサキュバスは部屋の「アーカイブを見る」とタイトル画面のサキュバス図鑑から閲覧可能。錬金の組み合わせも見れるので、プレイ中はこれをしょっちゅう見ることになります。
さっそく外に出て行動開始。行動パターンはサキュバスを売春宿やホテルで働かせ、客の男性からお金とエッセンスを集めていくという流れ。お金は施設の機能拡張やマップ右下のフォルトゥナ・プラザでサキュバスとのデートに使います。デートすることで好感度が上がるのですが、これはMAXまで貯めておきましょう。あとで使うことになるので。
これら行動でゲーム内の時間が経過します。これを何日もコツコツと繰り返してエッセンスや好感度を貯めていくの繰り返しです。一日が終われば強制的に家に戻されます。
ちなみに家に居る間はサキュバスたちとコミュニケーションを築くこともできます。クエストが発生したり、関係性を築くために必要なのでマメにチェックしておきましょう。
そんなこんなでエッセンスを貯め、好感度もMAXにしたらいよいよ関係を持つことができますので、自室のベッドをクリックしてサキュバスを選びましょう。
関係を持つシーンはキレイなお花のイラストで表現されてるので安心ですね(?)。エロ描写がないので、その辺りを期待してしまうと悲しい思いをすることでしょう。
なんと関係を持ったサキュバスは人間に転生します!
そして画面では左右に選択肢がありますが、左は嫁さんを蘇らせるもの、右は嫁の復活は放っておいて、そのままサキュバスと結ばれるエンドにつながるものです。ストーリーでコミュをしっかりと築き、そのサキュバスに必要なスキルのレベル条件(後述)を満たしていれば選択可能となります。
嫁さんの復活に失敗するとサキュバスがどろどろに溶けて命を失い、エッセンスと化します。基本的にはこうして集めていくわけですね。取得できるエッセンスの量は命を落とす前のサキュバスが保有する量で増減します。量が多ければ多いほど良いので、できるだけ集めておく必要があるというわけでして。
ちなみにサキュバスに直接手を下すことでもエッセンスの入手は可能です。好感度を上げることなくいつでも行えて手軽ですが、関係を持つ時よりも大幅に量は下がります。基本的には関係を持ったほうが良いでしょう。その方が、まだ罪悪感に苛まれることは少ないと思うので。
どちらの場合でも、エッセンス化したあとはサキュバスは居なくなります。
こうしてサキュバスを犠牲として主人公のエッセンスが増えていきますが、それをスキルポイントとして振り分けていき、ジェイクを強化(?)していきます。スキルの種類は勇敢や聡明など色々ありますが、それぞれ最大レベル3まで上げられます。これを上げることによって、サキュバスとのコミュ力を上げるためにも欠かせません。
ゲーム的にエッセンスが必要な理由。それはつまり、主人公を強化する為にエッセンスが必要というわけですね。
ちなみにサキュバスは最初1人しか召喚できませんが、稼いだお金で部屋を5つまで開放すれば全5人まで召喚しておくことができます。何かとお金も必要なゲームだったりします。
・・・ということをやっていくゲームでした。主人公の愛を異常なまでに清く描いた作品だなと。物語のテーマは暗いものの、登場するサキュバスたちが個性豊かで、わりとキャピキャピしてくれるので、そこまでダークな空気感ではありませんでした。あとサキュバスのビジュアルとテーマがエロ路線っぽいですが、エロ要素はありません。
ちなみに嫁さん復活方法や条件ははあえて明記しません。プレイすればきっとすぐにわかるかと。クリアまでの所要時間はじっくりやって9時間くらい、ただクリア目的だけなら5〜6時間でも可能な範囲。ぶっ通しでやってなかなか楽しめました。たまにはアクション要素のないゲームというのも良いものですね。
FPSやアクションゲームなどに飽きた方、興味のある方は一度チェックしてみてはいかがでしょか。ということで一応リンク貼っておきます。
直接的な描写では無いけど、一部ゴア表現もあるのでご注意を。でもかなりマイルドなので、たぶんほとんどのユーザーが気にする範囲ではないかなと。
2022年7月02日